「バンコク・ヒルトン」という地獄―女囚サンドラの告白



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訳に問題があるのかな

 無知は罪であることを思い知らされる一冊。観光気分で異国で浮かれていた著者が、囚人となり人生を落ちていく。
 ただ、体験記であってプロが書いた文章ではないので、ちょっと流れや表現がイマイチな気がする。もっと生々しいのを翻訳者がきれいにまとめたのかな。
これが現実だ

気軽に行くことができるようになった海外。だが、ちょっとしことからとんでもない自体に発展することがある。中でも、塀の向こう側に落ちるというのは…。最も、最悪なケースの一つ。そんな、最悪な経験を、劣悪な状況の対の刑務所で経験した、著者の体験記。
全く日の当たらない、タイの陰の部分をリアルに描いた、ノンフィクションだ。
無知は罪だ

ヘロイン密輸で捕まったイギリス人女性の長い刑務所生活について書かれています。彼女の悲劇は外国(タイ)に何年も住んでいたのに、その国でその犯罪がどれほど重罪かということについて無知であったことと、犯罪に対しての意識の軽さであったとおもいます。

「本書の中で私は両親に、自分があのような粗末な決意をしてしまった理由について、何らかの答えを出そうと試みた。本書は麻薬の運び屋に関する本ではない。愛と、人が言うべき時に言わないことについて書いた本である。」著者はこう語っています。人が言うべき時に言わないこととは・・?それがよくわかりませんでした。
なんだかんだで自業自得だし……

バカな金持ち旅行者が、ヘロインの運び屋をやって捕まって牢屋でタイの牢屋で苦労する話。まず一言、自業自得。いろいろ悲壮感を漂わせようとはしているけれど、結局それに尽きる。そりゃ外国の牢屋の中ではいろいろあるだろうけれど、意外なことは何一つない。そんなにでもって、恩赦をもらって25年のところを数年で出てきましたとさ。最初から最後まで、著者は自分のことしか考えないし、何か成長するわけでもないし、書き方も単なる時系列の記述にとどまって、めりはりに欠けるダラダラした退屈な本です。



新潮社