静香さんはもっと魅力的なのでは…
今回はなんかあんまり面白くないなーと思いながらも最後まで読んでしまいました。後半、東子さんが静香さんをフォローし出すあたりから、やっと少し面白くなってきたかなという感じ。たぶん、このシリーズのウリであるウンチクや解釈がなかなか出てこなかったからだと思います。そのために、他人を一刀両断し、ウンチクをまとってこそ輝く静香さんが、パッとしなかった。単に「美人」「頭脳明晰」と書いてあるだけじゃまるで説得力がありません。肝心の静香さんがどう魅力的なのかについて、読者の記憶に頼っているところが大きく、この本では静香さんがあまり魅力的に見えませんでした。もっと短かったら良かったのかな。残念。
アリバイで読むか、キャラで読むか
あいかわらず、よくこんな話考えるよなー、と読後思った。この本は、今まで何冊かこの作者の本を読んだ人にはニヤニヤできるところがあるし、キャラクター小説の部分もあるし、歴史、アリバイと楽しめる要素がたっぷり詰まっている。で、重くなく、楽しんで読むことができた。
あえて美人をランク付け。
1・早乙女静香:◎ 2・矢房亜紀: × 3・三須七海: ※ 4・小野寺久美子△ 5・桜川東子: 〇 6・藤崎倫子: 注 7・翁ひとみ: ▲あーーー誰でもいいや。
コロンボタイプの方が好き
「邪馬台国はどこですか?」に登場した美人歴史学者の早乙女静香と 「九つの殺人メルヘン」の主人公である女子大生・桜川東子(はるこ)がそろって登場する作品。 徳川家にまつわるある古文書をめぐる殺人事件の話。 アリバイトリックについては大したことはないし、どこかにあったトリックだと思う。 しかしやはり鯨作品は歴史の新解釈に面白さがある。 「すべての美人は名探偵である」は徳川家とある童謡に関する新解釈の話だが 「邪馬台国はどこですか?」同様、短編でもよかったかなあという印象はある。 アリバイトリックと無理に一緒の作品にすることはなかったかもしれない。 歴史の新解釈という部分だけについて見てみると、 「邪馬台国はどこですか?」は先に新解釈が提示され、それをどう説明付けるのかという面白さ。 「すべての美人は名探偵である」はどういう新解釈があるのかが徐々に明らかになっていく楽しさ。 前者はコロンボタイプで、後者は通常の探偵小説という感じだろう。 どちらも面白いが、鯨作品ではコロンボタイプの方が面白さがある。
この路線は良い
こういう展開が著者の真骨頂。 歌の暗号解読から歴史への新解釈をしていくところが面白い。 早乙女静香はシリーズ化して欲しいキャラクターです。
光文社
喜劇ひく悲奇劇 (ハルキ・ノベルス) 九つの殺人メルヘン (光文社文庫) なみだ研究所へようこそ!―サイコセラピスト探偵波田煌子 (祥伝社文庫) ハッとしてトリック! (C・NOVELS) あすなろの詩 (角川文庫)
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